香りを重ねる、という選択。
ひとつの香水をつけるだけでは物足りなくなった——そんな感覚、ありませんか。
Scent Stacking(香りのレイヤリング)は、複数の香水を重ねることで「世界にひとつだけの香り」を作るテクニックです。Pinterestが発表した2026年のトレンド予測でも「Scent Stacking」が取り上げられた楽しみ方で、その入口にいちばん向いているのがJo Maloneです。
LOUNAが選ぶ、3つの組み合わせをご紹介します。まず結論から。
- 朝・オフィスに——ウッドセージ&シーソルト+ライム バジル&マンダリン。塩風と柑橘で、軽く清潔に。
- 夜・特別な日に——ピオニー&ブラッシュスエード+ヴェルベット ローズ&ウード。やわらかい花に、深いローズ。
- 週末・休日に——ブラックベリー&ベイ+ウッドセージ&シーソルト。甘すぎない、温かい果実。
Scent Stackingとは?
Scent Stacking(セントスタッキング)とは、香水を1本だけつけるのではなく、2〜3本を重ねて自分だけのオリジナルの香りを作ること。メイクでいえば、ベースを塗ってからチークをのせて仕上げるような感覚です。
重ね付けの基本ルール:
ベースになる香り(重め・持続性が高い)を先につける
その上から軽い香りを重ねる
同じブランドで合わせると失敗しにくい
香りの重さの目安(重い→軽い):ヴェルベット ローズ&ウード(コロン インテンス・いちばん重い)→ ブラックベリー&ベイ、ピオニー&ブラッシュスエード(果実・花)→ ウッドセージ&シーソルト(塩とウッド)→ ライム バジル&マンダリン(柑橘・いちばん軽い)。つけ方は2通りです。同じ場所に重ねるなら、重いほうを先に、軽いほうを上に(Pattern 01)。場所を分けるなら、軽いほうを手首などに広く、重いほうは首すじや胸元に1プッシュだけ(Pattern 02・03)。強い香りを「少し足す」と、重くなりすぎません。
Jo Maloneがこのテクニックの入口として最適なのは、ブランド自体がScent Combiningを推奨しており、香りの設計がレイヤリングを前提にしているからです。
LOUNAが選ぶ重ね付け3パターン
Pattern 01 海と森の朝
Wood Sage & Sea Salt + Lime Basil & Mandarin
塩風と乾いた森の香りに、フレッシュなライムとバジルを重ねた、目が覚めるような朝の組み合わせ。外に出たくなる、アクティブな一日のスタートに。
つけ方:① Wood Sage & Sea Saltを手首と首筋に → ② Lime Basil & Mandarinを耳の後ろに軽く。
「重ね付けることで単体より立体的な香りになる、Scent Stackingの基本形として選んだ組み合わせです。」— LOUNA
Pattern 02 夜のローズ
Peony & Blush Suede + Velvet Rose & Oud
上品なピオニーを土台に、深みのあるローズとウードを重ねた、夜のドレスアップに相応しい一本。フローラルが「大人の香り」に変わる瞬間。
つけ方:① Peony & Blush Suedeを手首に → ② Velvet Rose & Oudは首筋に1プッシュだけ。ウードは強いので「足す」感覚で。
「ローズとウードの深みが、夜のドレスアップに合う組み合わせとして選びました。」— LOUNA
Pattern 03 週末のゆらぎ
Blackberry & Bay + Wood Sage & Sea Salt
甘酸っぱいブラックベリーとスパイシーなベイリーフに、塩風のウッドを重ねた、週末の午後にぴったりな組み合わせ。甘すぎず、でも温かい。
つけ方:① Wood Sage & Sea Saltを全体のベースに → ② Blackberry & Bayを胸元にひと吹き。近づいた時だけ甘く香ります。
「甘すぎず温かい香りの組み合わせで、休日の午後に合わせて選びました。」— LOUNA
3パターンを一覧で比較する
| パターン | 組み合わせ | シーン | 印象 |
|---|---|---|---|
| 01 海と森の朝 | Wood Sage + Lime Basil | 平日の朝・仕事 | 爽やか・クリーン |
| 02 夜のローズ | Peony + Velvet Rose | デート・ディナー | 華やか・大人 |
| 03 週末のゆらぎ | Wood Sage + Blackberry | 休日・家時間 | 甘さ控えめ・温かい |
迷わない重ね付けのコツ
香りの「重さ」を意識する:同じ場所に重ねるときは、重めの香り(ウッド・ムスク)を先につけ、軽い香り(シトラス・フローラル)を上から重ねるのが一般的な目安です。重めの香りが土台になり、軽い香りの広がりを邪魔しません
つける場所を変える:手首にひとつ、首筋にひとつ。同じ場所に重ねると混ざりすぎることがある。場所を分けるときは、軽い香りを広く、強い香りは1か所に少しだけ
まず同じブランド内で試す:Jo Malone同士は香りの設計が近いため失敗しにくい
慣れてきたら試したい、あと2つの組み合わせ(上の重さの目安から組んだLOUNAの提案です)
- 昼の華やかさ:ピオニー&ブラッシュスエードを手首に → ライム バジル&マンダリンを首すじに軽く。花の甘さに柑橘の抜け感が加わります。
- 秋の夕方:ブラックベリー&ベイを手首に → ピオニー&ブラッシュスエードを胸元に1回。果実と花が重なる、やわらかい甘さに。
まず、1本から始めるなら
迷ったら、Wood Sage & Sea Saltから。3パターン中2つに登場する「レイヤリングの土台」で、単体でも完成された香りです。
そして最初は30mlサイズ(1万円前後)で十分。気に入った組み合わせが見つかったら、ベースの1本だけ100mlにする——それがいちばん賢い揃え方です。
「全部揃える必要はありません。まず土台の1本と、自分らしさを感じる1本から始めるのがおすすめです。」— LOUNA
よくある疑問に答えます
Q. 違うブランドの香水どうしでも重ねられる?
重ねられます。ただし最初は、同じブランドで「重いほうを先・軽いほうを上」を守るほうが失敗しにくいです。慣れたら、柑橘や石けん系の軽い香水を上に足すところから始めてください。軽い香水はきつくない香水4選で紹介しています。
Q. 香りが混ざって、きつくならない?
同じ場所に重ねると混ざりすぎることがあります。手首にひとつ、首すじにひとつと場所を分け、合計2〜3プッシュまでにしてください。
Q. 香水が長持ちしないときは?
香水をつける前に、同じ場所を無香料のボディクリームで保湿しておくと、香りが残りやすくなります。














