すれ違った人から、ふわっといい香りがした。その香り、もしかすると香水ではなく、髪から届いていたのかもしれません。髪の香りは、振り向いたときや近づいたときにだけそっと届く、控えめなのに記憶に残る香り方です。
Scent
ヘアミストは香水代わりになる?違いと併用の仕方、ヘアミストと香るヘアオイル4選
2026年10月3日・約8分
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Contents12項目 +
香水だと少し強すぎる職場や、人との距離が近い場面にも、ちょうどいい距離感。ここでは、香水好きにこそ選んでほしいヘアミストとヘアオイルを4本に絞り、きれいに香らせる付け方と、手持ちの香水との重ね方まで紹介します。
ヘアミストと香水の違い
髪にも香りをまとう「ヘアパフューム」という楽しみ方があります。ヘアミストやヘアフレグランスは、香水ブランドやヘアケアブランドから出ています。香りを1本で決めずに、アイテムを重ねて自分だけの香りを作る、という考え方にも合います。
髪用として作られた香りは、香水をそのまま髪にかけるのとは違い、髪を整える成分が入っているものが多くあります(製品によって異なるので、使い方は各製品の表示に従ってください)。香水は肌に、髪には髪用の香りを。場所を分けて香りを置くと、強くつけなくても、動くたびに印象が残ります。
まず結論:タイプ別・迷わない選び方
まず結論から。あなたの悩みや場面に合う1本は、次のとおりです。
- 定番の香りが好きで、髪にもボディにも使いたい人——モロッカンオイル ヘア&ボディ フレグランスミスト。あのオイルの香りを、軽いミストで。
- 香りだけでなく、髪のツヤも上げたい人——ケラスターゼ ユイルスブリム。上品な香りのヘアオイル。
- 香水好きで、1本は格上の香りを持ちたい人——BYREDO ヘアパフューム ブランシュ。清潔な白の香り。
- 職場や近い距離で、控えめに香らせたい人——SHIRO サボン ヘアミスト。石けんのような軽さ。
4本の香りを、ひと目で
| 商品 | 甘さ | 軽さ | 香りの印象 | 向く場面 |
|---|---|---|---|---|
| モロッカンオイル ヘア&ボディ フレグランスミスト | アンバーと甘い花。あの定番オイルの香り | 休日・夜・髪とボディ両方に | ||
| ケラスターゼ ユイルスブリム | フリージアとサンダルウッドの上品なツヤ | 毎日のヘアケア・きちんとした日 | ||
| BYREDO ヘアパフューム ブランシュ | 白いシャツのような清潔なローズとムスク | オフィス・近い距離 | ||
| SHIRO サボン ヘアミスト | 石けんと柑橘のフレッシュな香り | 朝・オフィス・香水が苦手な日 |
モロッカンオイル ヘア&ボディ フレグランスミスト(定番の香りを、軽く)
ヘアオイルの定番、モロッカンオイルの「あの香り」を、髪にも体にも使えるミストにしたものです。公式の説明は「スパイシーなアンバーと甘いフローラル」。アルガンオイルも配合されていて、香りづけと一緒に髪をやわらかく整えます。30mLで2,200円と、香水ブランドのヘアミストより手に取りやすい価格です。
合うのは、モロッカンオイルの香りが好きで、オイルより軽く香らせたい人。向かないのは、甘さのない香りだけが好きな人です。出かける前に毛先へ2〜3プッシュ、首の後ろにも1プッシュすると、香りがまとまります。
「オイルの香りが好きなのに、つける量を増やすと髪が重くなる。その悩みに、いちばん素直に答えてくれる1本だと思います。」— LOUNA
ケラスターゼ ユイルスブリム(香りも仕上がりも格上のオイル)
サロンで長く選ばれているケラスターゼの洗い流さないヘアオイルです。香りは、フリージアとバイオレットリーフで始まり、シダーを経て、サンダルウッドとムスクで落ち着きます。フランス・ブルターニュ産のカメリア(椿)オイルが配合されていて、香りと一緒に、しっとりとしたツヤが出ます。
合うのは、香りと髪の仕上がりを1本で整えたい人。向かないのは、とにかく軽い香りを求める人です。ドライヤーの前に1〜2プッシュを毛先中心になじませると、乾かしたあとにやわらかく香ります。
「香りが主張しすぎず、髪がきれいに見えることで印象が上がる。香水とけんかしない、大人のためのオイルだと感じます。」— LOUNA
BYREDO ヘアパフューム ブランシュ(香水好きのための、白の香り)
香水ブランドBYREDOの人気の香り「ブランシュ」を、髪用にしたヘアパフュームです。アルデヒド(石けんのような清潔感を出す香料)とローズで始まり、ピオニーとバイオレットを経て、サンダルウッドとムスクが残ります。洗いたての白いシャツのような、清潔で静かな香りです。
合うのは、香水が好きで、職場でも使える格上の1本を持ちたい人。向かないのは、甘い香りや華やかな香りを求める人です。価格は高めですが、1回に使うのは毛先に数プッシュなので、少しずつ長く使えます。
「白い香りは、近づいた人にだけ届く距離感がいちばん美しいと思います。ブランシュは、その距離をきちんと守ってくれる香りです。」— LOUNA
SHIRO サボン ヘアミスト(控えめに香らせたい日の1本)
SHIROの定番「サボン」の香りのヘアミストです。公式の説明は、清潔でやさしい石けんをイメージした、フレッシュなフルーツと柑橘の香り。がごめ昆布とゆずのエキスが配合されていて、広がりやすい髪を落ち着かせます。香りの持続は約2時間と、公式が目安を出しています。
合うのは、職場や近い距離で、香りを控えめにしたい人。向かないのは、一日中しっかり香らせたい人です。公式の目安は、肩までの長さで8プッシュ、髪から約10cm離して。オフィスの日は、その半分くらいから試すのがおすすめです。
「香水をつけない日でも、自分の香りがほんの少しある。それだけで気持ちが整う人には、この軽さがちょうどいいはずです。」— LOUNA
香りをきれいに残す付け方
- 毛先から中間に——頭皮ではなく、動いて揺れる毛先に。香りがふわっと届きやすくなります。
- 10〜20cm離して——近すぎると一か所に集まって強く香ります。
- 乾いた髪に——外出前のスタイリングの最後に。オイルはドライヤーの前にも使えます。
- 職場の日は少なめに——2〜3プッシュから。足りなければ、午後に毛先へ1プッシュ足します。
手持ちの香水と重ねるレシピ
髪の香りは、香水の「もう一枚の層」として使うと、LOUNAらしい楽しみ方になります。コツは、どちらか一方を主役にすることです。
- 清潔感を重ねる——ブランシュ(髪)+軽い石けん系の香水(肌)。きつくない香水4選で紹介したメゾン マルジェラ レイジーサンデー モーニングと合わせると、白い清潔感のある香りになります(香りの感じ方には個人差があります)。
- 甘さを添える——モロッカンオイルのミスト(髪)+ムスクやバニラ系の香水(肌)。冬の夜に、あたたかい余韻が残ります。
- 朝を軽くする——SHIRO サボン(髪)+シトラス系のコロン(肌)。香りが苦手な人の多い場所でも使いやすい組み合わせです。
香りの重ね方の基本は、香水の重ね付け|Jo Maloneで始める組み合わせと順番で詳しく紹介しています。
よくある疑問に答えます
Q. 普通の香水を髪につけてもいい?
香水はアルコールが多めのものが多いため、乾燥が気になる人は髪用を選ぶのがおすすめです。香水を使う場合は、少量を毛先に、直接ではなく空中にスプレーしてくぐる程度にしましょう。
Q. 職場でも使える?
使えます。ブランシュやSHIROのような清潔系を、毛先に2〜3プッシュから試すと安心です。
Q. どのくらい香りが続く?
商品や髪の量、湿度で変わります。SHIROは公式で約2時間が目安です。気になったら、毛先に1プッシュ足してください。
まず1本、髪から香りを変えてみる
香水を替えなくても、髪の香りを1本足すだけで、印象は変わります。迷ったら、定番の香りをミストで試せるモロッカンオイルから。香水好きなら、ブランシュで「白の香り」を髪にまとってみてください。下のLOUNA's Pickから、気になる1本をチェックできます。
LOUNA's Pick
読んで気になったら、まずここから。
LOUNA's Note
「香水は、自分で選んでまとう香り。髪の香りは、通り過ぎたあとに、人の記憶に残る香り。LOUNAは、その両方を持っていてほしいと思っています。」
— LOUNA, Beauty Curator












